
東京・高円寺にある、昭和8年創業の銭湯「小杉湯」を運営する小杉湯は、9月4日(金)、自社商品「小杉湯くつした」のオンライン販売を開始した。
今回の「小杉湯くつした」は、小杉湯がこれから大切にしていく商品づくりの考え方を、最初に形にしたもの。7月31日(金)より小杉湯店頭で販売を開始し、9月4日(金)から小杉湯ストアでも販売している。
気持ちのいい風呂の後に、気持ちのいい商品を届ける

小杉湯は、「銭湯は人を幸せにする」という理念と、3つの社訓を日々の銭湯運営の軸としている。その1つ目が、「きれいで、清潔で、気持ちのいいお風呂を沸かす」ことだ。
掃除、整理、整頓、片付け、準備、設備の手入れ。日々の当たり前を一つひとつ徹底し、気持ちのいいお風呂を沸かしている。
小杉湯では、「気持ちのいいお風呂を沸かし、湯上がりに気持ちのいい商品を届ける」ことを商品づくりの軸にした。その軸のもと、小杉湯くつしたの目的を「湯上がりに履きたい、気持ちのいい靴下」と定め、作り手、素材、製法、形、デザイン、価格を一つずつ考え、選んだ。
この考え方を形にしたのが「小杉湯くつした」だ。
「小杉湯くつした」について

「小杉湯くつした」では、湯上がりに履くために選んだ糸として、いくつかの糸でサンプルをつくり、実際に湯上がりに履いて、足を包む感触を確かめたそう。その中で選んだのが、アロエの保湿成分を練り込んだレーヨンに、アクリル、ウールをブレンドした糸「モイスト」。やわらかく、しっとりとした肌触りが、糸選びの決め手となった。

また、銭湯で履いたときに、「小杉湯くつした」だと一目で分かるよう、つま先に一本のラインを入れた。銭湯の前後から日常まで、自然に履けるデザインを目指した。

カラーは、ブルー、レッド、アイボリー、イエローの4色。「小杉湯」の浴室にある富士山、浴槽の縁のタイル、床のタイル、ケロリン桶をイメージして選んだ。「小杉湯」にある風景から生まれた4つの色だ。
サイズは23〜25cm、26〜28cmを用意している。

「小杉湯」に来た人が、湯上がりや帰り道に気軽に手に取れる商品にしたい。商品の質を保ちながら、手に取りやすい価格を考え、最初のモデルの価格は1足950円(税込)に設定した。
ニット・ウィンとともに「小杉湯くつした」を形に

「湯上がりに履きたい、気持ちのいい靴下」という目的を共に実現できる作り手を探す中で出会ったのが、1950年の創業以来、奈良の靴下産地でものづくりを続けるニット・ウィンだ。
決めた仕様どおりにつくってもらうのではなく、商品の目的を共有し、糸や製法、形、デザインを一緒に考えたという。実際に奈良の工場を訪れ、ものづくりの現場を見ながら、ニット・ウィンの人々と商品づくりを進め、小杉湯の考えと、ニット・ウィンの技術と経験を重ねながら、「小杉湯くつした」を共に形にしていった。
小杉湯は、商品をつくって終わりではなく、その商品がどのようにつくられ、どのような場面で使う商品なのかを、自分たちの言葉で伝えることまでを商品づくりと考えているという。

小杉湯の店頭や商品ページだけでなく、noteでは、商品ができるまでの過程や、一緒につくった作り手の考えが紹介されている。
小杉湯代表取締役とニット・ウィン三代目のコメント


小杉湯代表取締役の平松佑介氏は、「今回、一番大きかったのは、小杉湯くつしたができたこと以上に、株式会社小杉湯として『何のために商品をつくるのか』を、自分たちの言葉で決められたことです。ここからは、気持ちのいいお風呂を起点に、湯上がりの肌に直接触れる気持ちのいい商品をつくっていきたいと考えています。小杉湯くつしたを最初の一歩として、これからもこの考え方を大切に、自社商品を一つの事業として育てていきたいと思っています」とコメントしている。

ニット・ウィン三代目の西口功人氏は、「最初に『湯上がりに履きたい、気持ちのいい靴下』という話を聞いたとき、『それだ』と思いました。ものづくりでは、何をつくるかだけでなく、そのブランドが何を大切にしていて、なぜその商品をつくるのかという軸がとても大切だと思っています。小杉湯には『きれいで、清潔で、気持ちのいい』という大切にしてきた考えがあり、その先に今回の靴下があったからこそ、僕たちもコンセプトに合う糸やつくり方を具体的に提案することができました」とコメントしている。
この機会に「小杉湯くつした」についてチェックしてみては。
■小杉湯
住所:東京都杉並区高円寺北3-32-17
公式HP:https://kosugiyu.co.jp
公式note:https://note.com/kosugiyu
※ 営業時間、定休日、入浴料金などの最新情報は、公式HPから確認を。
小杉湯ストア:https://store.kosugiyu.co.jp
(ソルトピーチ)